【モノコム的独断と偏見コラム】
今回は私がずっと感じていた腕時計の一生モノと流行りモノとの境界線についてお話ししようと思います。
ちょっと頑張って良い時計を買おうかどうか迷っている時計初心者の方は、今検討している時計が一生モノの時計になるのかどうかの参考になると思います。
時計に詳しい方には全く参考にならないのでサラリと流し読みしてください(笑)。
一生モノと流行りモノの境界線
腕時計の世界では「一生モノ」というキーワードを当たり前のようにつかいます。
それは、
- ブランドイメージが高く高品質、
- メンテナンスさえしっかり行えば100年でも使える
など、ある程度定義することができます。
では、どこまでハードルを下げていけば流行りモノの時計となってしまうのでしょうか?
メカニカルであることが最低ライン?
それとも修理体制が長期に渡って約束されているブランド?
私個人として一生モノと流行りモノの境界線は、
「ずっとドキドキできるかどうか」だと考えています。
それは時計自体が長く使えるかどうかでは無くて、「使っている本人の愛着がいつまで続くのか?」という事。
例えば、よく一生モノと言われるロレックスですが多くの中古品が販売されています。それは使っていた人が飽きてしまって売りに出したと言うことです。
なのでいくら高品質な時計でも、いくら堅牢な時計でも飽きてしまえば一生モノでは無かったと言い換えることもできます。
なので一生モノの時計って人それぞれで、
- その時計ブランドの
ステイタスにドキドキできる - その時計の
精密なムーブメントにドキドキできる - その時計の
歴史的背景にドキドキできる
など、一生モノの定義は人それぞれ何でも構わないってこと。
時計に詳しくない人にもドヤ顔できる超有名なロレックスはステイタス感があってそれだけで大満足な人もいるし、精度の高い高級ムーブメントが採用されていてマニア心をくすぐるのが好きって人もいるでしょう。
さらに有名な時計ブランドではなくても、その時計に由来する歴史的背景が好きで好きでたまらないって理由でひとり楽しむのもアリ。
いま時計を探している方に伝えたいのは、一生モノの時計を選ぶときに自分にとってドキドキできる時計なのかどうかってこと。
時計雑誌で紹介されている一生モノの時計だけがすべてではありません。
流行りモノの時計の定義
じゃあ「流行りモノの時計は何?」となると、人気のある時計だけどあなたがピンと来ない時計すべてが流行りモノの時計だと言っていいでしょう。
あなたの心の中で「いずれ飽きてしまうだろうな…」と思うなら、それは流行りモノです。
凄く人気があって評価の高い時計であっても、それは誰かの好みと誰かの評価なのです。
時計マニアから「流行りモノの時計」と見られている時計でも、あなたがコレしかない!って思える時計はあなたにとっての一生モノの時計で間違いありません。
あとがき
ここまで書いてきて自分でも雲をつかむような話だと思うのですが(笑)、実際に自分で一生モノだと思って愛用している時計は機械式時計からクオーツまで様々だし、最近では北欧デザインのファッションウォッチまで一生モノの時計だと思いはじめています。
ざっくり言うと「ずっと使っていたい時計」ならすべて一生モノなんです。
もちろんクオーツ時計は数十年で使えなくなってしまう可能性が高いのですが、それはその時計の一生を使い切ったことなので一生モノの時計だったと言うことでいいと思います。
やや屁理屈な話になりましたが、一生モノの時計が欲しい人は「ずっとドキドキできる」をキーワードにして探せば間違いないと言うことです。
それと最後に、一生モノの時計は1本とはかぎりません。
- ビジネスシーンの一生モノ
- ドレスアップしたときの一生モノ
- 休日の一生モノ
- アウトドアのときの一生モノ
などなど、
いずれ欲しくなるので、それぞれのシーンに合わせた一生モノを予算が許すならすべて買ってみてはいかがでしょうか。
できれば結婚する前に…。
できれば結婚する前に…。
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